いやー、疲れた疲れた。。。。昨日ですけどね、とある銀行さんの紹介で遠方のお客様とお会いして「ものづくり補助金」の話をしてきました。で、そのあと16時からその銀行さんで勉強会。勉強会の資料作成、会場準備も全部一人でやって、1時間、聞いてしゃべって、司会して、行きも帰りも自分で車を運転・・・・・さすがに疲れました(笑)
あ。そうそう。27年度補正予算 ものづくり補助金、昨日から公募開始です。昨日の朝ネット見てても何もなかったんですが、12時くらいにネット見たら、公表されてました。あっさりと、
「今日(平成28年2月5日)から公募スタートです\(^o^)/」
・・・って、「事前に言えよ!!!」って毎回思うんすけどね(笑)いつも通りの、当日いきなりの発表。そのくせ、
「7月(場合によっては8月)までは機械の発注するなよ!」
って、ほんと勝手ばっかり言いやがるわ(^_^;)まあでも、言うこと聞かないと採択されませんし、審査する側も忙しいし、仕方ないんですけどね♪
で、気になる公募期限は、
平成28年2月5日~4月13日(水)〔当日消印有効〕
これ、超重要項目ですね。3月末かなと予測していましたが、ちょっとだけ長かったですね。ちょっとだけですが、短くなるより全然マシですね。
申請書の様式はこれから目を通しますが、【 公募要領(詳細なルールブック) 】はさっき全部目を通しました。ザッとじゃなくて、全部。で、大枠は前回と同じですが、前回との違いや、注意点をズラッと書いていきますね。
・・・の前に、こちらが兵庫県の正式な公募要領です。
平成27年度補正 ものづくり・商業・サービス新展開支援補助金 【公募要領】(兵庫)
https://www.chuokai.com/wp-content/uploads/2016/02/mono27hosei_yoryo.pdf
今回、応募する気があるアナタは、ゼッタイに印刷してからこの先を読んでください。そうでないと意味がありません。
いいですか?
印刷しました?
OK、じゃあ1ページ目からいきましょう。1ページ目の上部にご注目です。
はい。◯をつけた「公募要領」という文字にご注目です。気付きました?そう。そうなんです。初っぱなからボクは衝撃を受けました。もしかしたらですが、平成28年(27年度補正予算)は、「2次公募」という概念がないかもしれないのです。
どういう事か?説明する前に、前々回と前回の公募要領1ページ目をご覧ください。
●前々回(平成26年・春と夏に実施(25年度補正予算))
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
●前回(平成27年・春と夏に実施(26年度補正予算))
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
お分かりいただけましたでしょうか?そうです。前々回も前回も「1次」とはっきり書いてあったんです。これがどういう事か。これ、
「2次公募もやりますよ(公募を2回に分けますよ)」
という意味ですよね。年に1回しかしないなら、1次とか2次とかつけませんから。1次と書くのは、2次があるから。「かの第1次世界大戦」も、実は最初はただの「世界大戦」と呼ばれてました。だって、その時点で「第2次世界大戦」があるなんて誰も思ってなかったから。第1次世界大戦と呼ばれだしたのは、2回目の大きな世界大戦が行われた後の話です。これホントの話。
そうです。つまり「今年は2次はやらないから「1次」という文字をなくした」可能性が非常に高いって事です。表紙を見てそれに気づいたボクは、まるで自分が金田一少年になった錯覚に陥りました(笑)
表紙だけならまだしも、2ページ目を見て確証しました。
「原則、公募は1回限りです」
ここ3年、春にものづくり補助金の事ばっかり考えてるボクには「2次公募はありませんよ」と言う風に聞こえます。こんな文言、初めてです。じっちゃんの名にかけて、見たことありません。
『 なるほど、1次公募で予算1,000億円を使い切るのか・・・・という事は・・・・・。 』
ボクの「ある気づき」はここでは言いません。今後、ものづくり補助金がずっと続くかどうかも、ここでは言いません。興味あるアナタはメールください。答えます。ま、ボクの私見だから、当たってるかどうか分かりませんがw
・・・と、まあ公募は1回だけの可能性が高いのですが、「原則」って書いてあるから、何かあるのかもしれませんね。もしくは、再チャレンジが出来なくなっただけかもしれませんね。前回は「春ダメでも、夏に再チャレンジして採択された」ってケースがあったんですが、それがダメって意味かも。まあ、ボクは「今回、公募が1回しかない」と想定して動きますけどね。怖いもん。
じゃあ2ページ目でもう1つ、ビックリした事を。こちら。
事業期間、めっちゃ短い!いつもより6ヶ月くらい短い。ちょっとコレは厳しすぎじゃないかな。。。だって、結果出るのが6月中(たぶん6月末)で、交付決定が最速でも7月中でしょ?そこから発注、支払、設備導入、試運転までを12月末までにやれって、けっこう難しくないですか?
簡単な機械ならいいけど、受注生産の高度な機械とか、ソフトウェア開発とか、1年以上かかるものも多いですからね。何の縛りなんだろうこれ・・・・・。まあ仕方ないけど。
あとね、ここからページ数は省略しますけど、対象経費から「直接人件費(社員への給与)」と「雑役務費(臨時アルバイトへのバイト代とか)」がなくなっていますね。これも影響デカイのかな。
逆に良いのは、上限が3,000万円まで上がるパターン。前は「IoT」活用したらって話が、「最新モデルの機械等でもOK」ってのがあります。これは良いですね。該当する場合多いかも。うん。これは良いね。
あとは加点対象として、
・TPPで海外なんちゃら・・・したら加点
・小規模型に応募したら加点
ってのも興味深い。特に「小規模型に応募したら」って、それだけで加点?政府は小規模型にしてほしいのかな?少額を、多くの企業に支給したいのかな?でも最新モデルは上限3,000万円だし・・・・よくわからんなー。
ああ。たとえば、補助金額が700万円なら、上限1,000万円の一般型じゃなくて、あえて「上限500万円の小規模型」にエントリーするほうが確率は上がる(というか点数は高い)って事かなー。なるほどねー。
と、前回との違いはこんなもんです。最初に言った「2次公募がない可能性が高い」のと「事業期間が短くなってる」のが一番気になったかなー。最新モデルで上限3,000万円は良い変更点ですけどね(^^)
それと最後に、「収益納付」について。これ、ホントに注意が必要です。公募要領2ページ目にも、
って、おもいっきり書いてますから。「儲かりすぎたらお金返してね」って事です。
・何が儲けなのか?
・どういう計算式なのか?
について、次回お話しようと思いましたが、前回の記事でもう言ってましたね(笑)忘れてた(^^)収益納付のもうちょっと深い話をするかも。でもボクも申請書作成に追われて時間ないので、しばらく更新できないかも・・・・では!!