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助成金・補助金

ものづくり補助金②「何を伝えたら補助金がもらえるか?」

今回は「ものづくり補助金(ものづくり・商業・サービス革新補助金)」の、「何を伝えたら採択され(補助金がもらえる)のか?」という話をしましょう。

ものづくり補助金を受けるためには、下記の事を審査機関に伝え、採択(ライバルに勝って選んでもらう)される必要があります。

「当社は●●●という会社です」
「当社の強みは○○○だと考えています」
「当社の課題は△△△だと考えています」
「その課題を解決するために□□□という事業をやります
「この事業の概要は・・・・・です」
「この事業は自社の旧製品、また他社製品に比べて・・・という点で優れています」
「この事業をやろうと思ったきっかけは・・・・・です」
「この事業は中小ものづくり高度化法12分野の1つの「◆◆◆」に該当します」
「この事業は市場に○○○というニーズがあります」
「この事業に必要な機械設備は・・・・で、○○○万円かかります
「その他人件費なども含めると、税抜きで○○○万円かかります」
「機械の設置から稼働のスケジュールは・・・・です」
「機械は一部借入をする予定で、▲▲信用金庫から○○○万円融資の見込みがあります」
「その事業を行うにあたって、今回の補助金による○○○万円の補助を希望します」

・・・うーん。素晴らしい。こんなに分かりやすい説明があるのかと自画自賛してしまいますが、本当にこういう事です。興味があるなら全て埋まるかどうか試してください。ほとんど全部埋められるようなら、申請する事をオススメします。

まず、上記の点を伝える事ができなければ審査にもかけられません「即却下」だと思ってください。上記の点を書類で伝える事ができて初めて審査対象になるわけですが、採択されるかどうかは別の話です。

過去に不採択になった事業者のリベンジもアリなので、年を追うごとに申請する事業者(アナタにとってのライバル)は増えるはずです。そうなると、やる事業の独自性や現実性も重要ですが、書類の作り方もかなり重要になります。

公募要領には書類作成のルールが書かれていますが、実は公募要領に載っていない審査基準があります。そして、「不採択になる事業者はその審査基準を知らない」というのも事実です。つまり「採択されるためのノウハウを持っているかどうか?」が、ものづくり補助金を受けるカギとなります。長くなるので全てのノウハウは書けませんが、

・一般論ではなく「自社の」課題を書く
・取組内容と取組スケジュールを表にする
・写真やイラストを入れる
・素人が読んでも分かる内容にする
・「賃上げ」に関する記述は絶対に入れる

・・・・などなど、表には出ていないノウハウがけっこうあります。これらのポイントを外してしまうと、採択の確率はかなり下がるとお考えください。(増田会計のクライアントでも、2014年に申請した3社が不採択になりましたが、計画自体はとても良いと感じましたが、ノウハウを持っていなかったようです。ボクが書類作成をしていたらたぶん採択になっていたと思っています。)

2015年実施分1次公募期限は2015年5月8日です。私はすでに手が足らない状態ですの今回はたぶんお手伝いできませんが、設備投資をお考えのアナタはすぐに動いてください顧問税理士に聞くなり、ミラサポで最寄りの認定支援機関を探すなりしないと、間に合いません。