今日は近年もっともアツい補助金と言える「ものづくり補助金(ものづくり・商業・サービス革新補助金)」についてお話していきます。今日から何回かに分けてアップしますので、続けて読んでもらえればかなり理解が深まると思います。事例もどんどん出します。(この記事は2014年3月にアップした記事を、2015年3月に書き直したものですので、その点ご注意ください)
この、ものづくり補助金の概要ですが、
●設備投資をすることで特別な効果を生んだり、新サービス、新商品を開発したら
●補助率:対象経費の3分の2を支給する
(なんでもかんでも対象になるわけじゃありません)
●支給金額上限:1,000万円
という感じです。一言で言い表すことがまず不可能な補助金ですが、まあまあ、まず気にするのは上の3つくらいでいいでしょう。上限金額が1000万円と高額なため、「おっ!」っと、中小企業や個人事業主のほとんどが興味を持つのですが、まず気になるのって、『 で、ウチはこの補助金の対象になるの?ならないの? 』これですよね?
対象にならないのに細かいルールなんて覚えても全く意味がありませんから今日の記事では話しません。で、対象になるかならないかは、「一定の機械設備投資をするかどうか」だとお考え下さい。(分かりやすくするため、かなり絞った話をしていますのでご勘弁を)
以前は製造業とか加工業だけが対象でしたが、2014年実施分からサービス業も対象になっています。申請数は製造業より圧倒的に少ないものの、「サービス業が●●というサービスを生み出す事業」なんて事例がちゃんと採択されています。
サービス業も採択される、というより、業種は全く関係ありませんから。重要なのは「誰がやるか?」じゃなくて、「何をやるか?」です。ただし、製造業や加工業のほうが当てはまりやすいのも事実です。
という事なのですが、今日の記事ではサービス業の話は完全に省略して、あくまで「機械設備投資有り」という前提で話を進めます。まず対象になるかどうか、下記の4つを上から順番にチェックしていってください。
□ 機械設備投資をする予定がある
□ 補助金が出るなら機械設備投資をしてもいい
□ 設備の金額が150万円以上である
□ その設備投資により新しい価値を生み出す事業が出来る
□ その設備投資により利益率や付加価値額が上がる
□ その事業の達成には、購入(もしくはリース)する予定の機械設備が絶対に必要である
いかがだったでしょうか?チェックがゼロなら、ほぼ100%補助金の対象外です。チェックの数が多ければ多いほど良い(補助金申請の可能性が高い)とお考えください。と言っても、6つ全てチェックできても対象になるわけではありませんよ。ものづくり補助金は不備なく申請しても採択されない事があるのです(コンペ形式なので)。