先日、顧問先様をご訪問し、車を停めて歩いていたところ、
駐車場脇の河津桜の下で、女性に声を掛けられました。
「河津桜きれいでしょう、私が植えたのよ。
毎年楽しみで見に来るの。20年前はこんなに小さかったのにすごいでしょう。」
桜って20年でこのくらいの大きさになるんだ…と見上げてしばらく花を眺め、
一言二言会話を交わした後、ありがとうございます、と言って中に入りました。
いつものように作業を進めていると、
社長が「メジロが来た」とおっしゃるので、ふと先ほどの出来事を思い出し、
「そういえば、そこの桜を植えたという方にお会いしました」と言うと、
皆さん口を揃えて、「そんな話聞いたことない」とおっしゃいます。
どんな服装だった?どんな話し方だった?
桜を植えた人というならあの方かなぁ、この方かなぁ、
あれこれ皆さん考え巡らせてくださいますが、答えは出ず。
長くここにいらっしゃる社長すら知らない話だから、とてもレアな瞬間だったのでは?とも。
もしかして、桜の精にでも出会ったのでしょうか。
ただ通り過ぎてしまうところでしたが、鮮やかなピンクが私の目に焼き付いています。