11月末のある日の夜、毎日通勤で通りかかるけど、
知らないお宅の玄関のあたりから猫の声が聞こえる。
ニャーニャー、それは切実な訴え。
鳴き声をたどると子猫が一匹、植木鉢の後ろに隠れて、ニャーニャー。
前の週あたりから冷え込んできてるし、救出することに。
近くのドラッグストアでチュールを買い、チュールでおびき寄せて片手ですくい上げる。片手に子猫、もう一方の手でチュールを与えながら帰宅。
既に我が家には3歳のメス猫がいるので、家に帰ったらお姉ちゃんおるでと言い聞かせながら帰ったものの、
お姉ちゃん猫はびっくりして牙をむいてシャーを連発。
それから1週間、チビ猫はわが物顔でお姉ちゃん猫にじゃれ付き、追いかけ、
エサを平らげやりたい放題。
お姉ちゃん猫のほうは緊張のあまりエサもあまり食べられず、
嵐が通り過ぎるのを待つがごとくじーっと我慢の様子。
先住猫にはかわいそうなことをしちゃったかもとは思うものの、もう仕方がない。
いずれは二匹仲良くやってねと願う毎日です。