毎日暑い日が続きますが、もうすぐお盆休みでご実家に帰省される方も多いのではないでしょうか?
お盆といえば、きゅうりやなすに割りばしを刺した飾り物をお供えする風習
「精霊馬(しょうりょううま)」がありますね。
精霊馬は、ご先祖様を少しでも早く家族のもとに戻ってこれるように「足の速い馬」に見立てた「きゅうり」を、
沢山のお供えを持ち、ゆっくりと帰ってもらうために「足の遅い牛」を見立てた「なす」を飾るというものです。
なぜ「きゅうり」と「なす」なのかについては諸説あり、
どちらも夏野菜で旬の美味しいものをご先祖様にお供えすることに加え、
日本各地で収穫することが可能なことから全国的に広まったと考えられています。
馬や牛に見立ててご先祖様をお迎えする風習はご先祖様を思う親族の優しさの表れかもしれませんね。
帰省された際に精霊馬を見かけたら、
ご先祖様との思い出に思いを馳せてみていかがでしょうか?