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  • 2024年1月18日

【職員のつぶやき】

休日は,雨が降っていなければ山歩きや街歩きをすることにしています。

この1年ほどは専ら山歩きで,遠くとも自転車で2時間台で行ける範囲内の山を,

ネットの地図や山歩きサイトで探して歩いています。

 

この年末年始の休日に,大掃除などの年越し仕事の手を抜いて行った山のうち1月2日に登った山をご紹介します。

1月2日は書き初めの日,と子供の頃に教わった記憶があるのですが,

姫路にはその名も「書写山」という山があり,書き初めの日にぴったりではないか,

ということでこの山に登ることにしました。

 

書写山の山上には円教寺(えんぎょうじ)という古刹があり,

同寺のサイトによると天台宗別格本山で,「円教」という寺号は第65代の天皇で986年に出家・退位した花山法皇(今年のNHK大河ドラマに登場しています)から賜ったとのことです。

西の比叡山と称される格式を誇る寺で,西国三十三所の札所(ちなみに33寺のうち一番西にあります)でもあり,Wikipediaには「西国三十三所のうち最大規模の寺院」と書かれいて,

実際,大講堂などの堂宇が建つ伽藍は迫力があり,映画やテレビドラマのロケ地になっています。

ハリウッド映画(ラストサムライ)にも登場していて,外国からの観光客も多く見られます。

また戦国時代には,羽柴秀吉が本陣を姫路城から書写山に移した時期があり,大河ドラマ「軍師官兵衛」では円教寺の本陣における羽柴軍のシーンがロケーションで描かれています。

 

書写山へは,姫路市民の誰もが知っているロープウェイで行けますが,

登山道も6本あります。

これまで,6本のうち5本は数回,1本は1回,歩いたことがあるのですが,せっかくなので1日で3往復して6本全部を一度に歩いてみることにしました。

山は標高371mですが円教寺の伽藍周囲は320~330m辺り,麓は海抜50m程度なので標高差は300mもなく,3往復でも累積900mになりません。

 

ただ,6本の道の登山口は山の南側のほぼ180°の山裾に分散しているので,一つの道を降りた後次の登山口までかなり長い距離を歩くことになります。

早めに出発したものの、忘れ物があって引き返したり,考え事をしていてルートを間違えて引き返したり,

手袋を落として探しに引き返したり(結局見つかりませんでした・・・)して時間をロスしてしまい,歩き終わったときは予定よりかなり遅い時刻になっていました。

 

それでも,各登山道はそれぞれの個性があって楽しめました。

中でも,過去1回しか歩いたことのなかった道は自動車が通れる広い道で,山道という雰囲気ではないので何となく敬遠してたのですが,

今回の2回めの歩きで,眺望もよくそれなりに魅力的なことを再発見したのは収穫でした。