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  • 2018年3月1日

節目

 結婚25年の銀婚式、、50年の金婚式。60歳の還暦、70歳の古希、77歳の喜寿、88歳の米寿等々身の回りには、色んな節目がある。
 今年4月わが事務所も開業40周年の節目の年を迎える。
 20代、30代と余り気にせずに歳を重ねていた頃、なぜか節目の年が気になるようになったのには、こんな出来事があった。
 40歳を目前に同業の会計人の新年会の場で、先輩2人が前年の12月のホノルルマラソンに初参加し完走したこと。どれだけ足が痛く、辛かったが完走後の満足感が大きいかということ。
お互いに抱き合い涙を流して完走の感激を話す姿を見て、思わず来年は連れてってと手を挙げていた。
 結局、少ない練習量を根性でカバーだと39歳でホノルルマラソン初挑戦。何とか4時間台で完走することが出来、今まで自分ではとても無理と思っていたことに挑戦し、それを達成したことに自分ながら大きな何かを掴んだような気持ちになった。それ以来、ジョギングを続けることが、自分の健康維持のための一つのバロメーターになっている。
そうそう、今年の12月には9回目のホノルルマラソンに参加予定である。
 次の節目は、50歳を目前に今まで自分でしたいけど出来そうにないことをリストアップし、テーマを『禁煙」にして挑戦することに。とにかく1日40~50本を吸う、ヘビースモーカーで止めたいなーと思いつつだらだらと吸い続けていた。結局正月が明けて、初出勤の5日までは何とか頑張ったが、5日の夜にはあえなくギブアップ。
やっぱり!!何か、何か50歳の節目に何か?ちょうどそんな時、1月中旬、大阪のクライアントと公認会計士との宴席で、会計士の彼が遅刻をしてきた原因が、神戸大学大学院経営学研究科(MBA)
の授業で遅れたことを聞き、その時MBAという言葉に私の脳がインスパイヤ―された。これだ。敢え無く失敗した禁煙のバーターがMBAに挑戦という50歳の節目の目標が明確になった。
簡単に入試の概略を聞き、翌日には神戸大学に過去問と入試のガイダンスを依頼した。その後約1ヶ月仕事を終えて帰宅し、自分の部屋に籠り、毎晩深夜過ぎまで付け焼刃ながら、英和辞典片手に経営用語の英語訳の暗記や過去問に向かい合った。
 丁度2000年の入学試験で、120人が受験し50人が合格という状況であったが、運良く合格。約1年半姫路からJR六甲道の通学定期を購入して平日の夜と土曜日に六甲台に通い、修士論文も完成し何とか卒業できた。最年長のMBA生ではあったが、教授も同級生も敬老の精神で優しく接してくれ、先週も梅田で同期の新年会を終えたばかり。
4月には姫路城で花見の予定である。同級生は約半数以上が転職し、うち10人以上が大学教授になっているのには驚かされる。
 そして、10年後の60歳の節目に禁煙という難攻不落の大きな目標に挑戦し、禁煙にも成功!なんと禁煙すればこんなに楽で、今までなぜこれをしなかったのか?
 これからは10年は長すぎる。5年ごとに目標設定をしなければ…。と思いつつ、来年は70歳。古希の70歳に何に挑戦しようかと現在思案中である。『英会話』『男の手料理」etc。
何かと悩ましい節目の目標設定である。
 追伸:事務局の北田さんから達筆でラブレター(『アミチェ』の原稿依頼)を頂いた。彼女には何やかやと丁寧に行事の案内を頂き恐縮している。北田さんいつもありがとう!
 これからもお世話になります。

代表社員 増田 泰之